昭島のブルーパブであるイサナブルーイング。デザイナーの方に教えてもらい、今回お伺いしました。第一印象は、とても明るい奇麗なお店。居心地が良さそう。
入ってみると、やはりアットホームな感じで、気さくな店主さんがお出迎え。早速カウンターに陣取り、気になっていた「猪突猛進」を注文。
このビールは、ベルジャンストロングエールのレシピに、日本古来のミックスハーブである「屠蘇散」(とそさん)を入れて仕込んだそうです。「屠蘇散」は、いわゆるお正月にいただく「おとそ」の屠蘇（とそ）のことで、いくつかの香草をミックスしたものです。お酒に入れて飲む風習が一部で残っていると思います。
で、この猪突猛進ですが、ほんのりと漢方のような風味が出ていて、新感覚ですが、非常に飲みやすく、私は結構好きです。（好き嫌いは結構分かれるかもしれません）
お正月にいただくビールとしてはお勧めですね。アルコール度数が8.9%と高いのでそこは要注意。
今回は猪突猛進以外に、
・Mark1 (English Pale Ale) イサナブルーイング ABV4.5% IBU35
・Mash Up Kolsch (Kolsch) RePubrew ABV4.8% IBU23
・ビター イサナブルーイング ABV5.0% IBU33
をいただきました。
Mark1はイングリッシュペールエールの王道で、落ち着きますね。安心できる味です。
RePubrewさんのケルシュですが、ちょっと？？な感じでした。これは、ケルシュなんだろうか。。。私はケルシュが大好きなので、あのブロンドの、ボディー軽めで切れがあり、飲みやすく、そしてエール独特の華やかなアロマがあって、病みつきになるんです。でも、今回いただいたのは、Pale Aleに近い感じがしました。
最後のビターですが、窒素出しの黒とのことで、ゆっくり待ちます。待ってみると、黒というよりブラウンに近いようですね。窒素効果でクリーミーさは期待通りでした。
イサナブルーイングさんは、珈琲の自家焙煎もしていて、珈琲とのコラボビールや、ビールテイストの珈琲？も何かやってくれそうです。
そろそろ帰りかけていたころに、常連さんらしき方がみえて、「おろち」というビールを差し入れしてくれてました。
この「おろち」ですが、松江のビアへるんさんが、毎年日本酒の酒蔵さんとコラボして仕込んでいるビールで、仕込に米麹と清酒酵母を使っているのが特徴で、ビールだけど、日本酒のどぶろくの良さがあり、ビールと日本酒のハイブリッドといった感じに仕上がっています。今年は松江の米櫻さんとコラボしたようです。差し入れしていただいたのを少しいただいたいのですが、確かに日本酒のふくよかさとビールの飲みやすさのいいとこ取りしたようなビール？で不思議な体験でした。楽しいですね。
以下、参考です。
ということで、イサナブルーイングさんは、心地よい空間、気さくな店主、ノリのいい楽しいスタッフさんと、三拍子揃った素敵なお店でした。また来ます。
