ばっは51のビール歩き

ビールのあれこれ話します。

びあけんマスターズへの道 No.9  ナミビアのビール消費

 ビール業界のシェア公表を2019年分から公表を中止するというニュースがでました。
PB(プライベートブランド)のビールについて製造側のシェアに入れるのか入れないのかで、業界大手同士が対立したのが原因らしい。

まぁ、そんなことはさておき。

 キリンビール大学さんが世界主要国のビール消費量というレポートを出されていることはご存じの方も多いかもしれませんね。

www.kirin.co.jp

 一番ビールが消費されている国は?と聞かれたら、ダントツ1位は中国なんですね。2016年度のレポートを見ると、なんと2003年から14年連続で1位だそうです。しかも2位のアメリカを大きく引き離して(2倍弱)の1位です。
中国のお酒の飲み方を知ってる人は納得できると思います。とにかく宴会時のビールの飲み方がすごい。一気飲みの嵐です。「カンペイ」「カンペイ」と言い合って。

 しかし、国別一人当たりのビール消費量になると様子が変わります。
1位はピルスナーの故郷、チェコ共和国です。なんと24年連続1位。凄すぎる。
チェコではとてもビールが安いそうです。水とあまり変わらないとか。水を飲む代わりにビールを飲む感じなんでしょうかね。
そして、ビックリしたのが2位です。ナミビア。? ナミビア?ってどこ??
アフリカでした。旧南西アフリカ。私が持っている本に出ていた、2012年のデータでは、アフリカの国は上位には入ってなかったんです。ところが2013年にいきなり2位になってる!急激に消費が伸びてきているということですね。2013年に一体何があったんでしょうか。。。現地の気候としてはとにかく乾燥しているのだそうで、だから喉が渇くのかな。
 元々、この国はドイツ領だったこともあり、街がドイツのような街並みになっているところがあって、ビールもドイツスタイルのものが現地で醸造されているそうです。有名なところだと、WINDHOEK LAGERとか、TAFEL LAGERというのがあるそうです。ともにABV4%程度なので軽いですね。隣国のボツワナもこのナミビアのビールが入っているようで、消費が上がってますね。面白いところではセーシェルが8位。アフリカの中での国全体の消費量としては南アフリカが多い(12位)のですがね。

afri-quest.com


 じゃあ日本はどうかと言うと、国別だと7位。ですが一人当たりだとなんと54位!なんと低い順位なんでしょうか。他の種類もお酒も豊富なのでシェアを食い合ってるのでしょうかね。。ちょっと意外でした。

たまに統計データを眺めると発見があって面白いですね。