八王子のShared Breweryさんで醸造体験をしてきました!
今回はトヨダビールの実行委員長である増島さんが発起人で仲間を集めてくれて実現しました。なかなか人を集めるのは大変です。増島さんありがとうございます。
仕込みの流れについて、順を追ってお話しします。
レシピ作り
たっぷり小一時間使ってレシピを検討しました。レシピなんか簡単に作れるわけないので、みんなの理想とするビールのイメージを出し合って、Sharedの小林さんにレシピをまとめてもらうという流れで進みます。
レシピ作成のために使ったサイト: https://www.brewersfriend.com/
そして、オリジナルレシピの名前は、、
Fruit Shake Wheat (Raspberry) です!
アメリカンペールエールをベースに苦みを抑え、ラズベリーで風味付けしたちょっと甘いビールにしました!出来上がりはクリークのような奇麗なピンク色になる予定です。
出来上がりの量は65ℓの計算。
モルトの計量
レシピに沿ってモルトを計量します。今回のモルトは、、
German – Pilsner : 8.32kg
German – Wheat Malt : 2.5kg
Flaked Wheat : 2.6 kg です。
麦芽の粉砕
ローラー式のミルで麦芽を粉砕します。大麦と小麦でちょっとミルの調整を変えます。
水計量、水質調整
水を計量して温度を上げていきます。ここで水の水質調整をします。硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、乳酸で行いました。75℃あたりで投入。
糖化(マッシング)
マッシュイン68℃です。麦芽をお湯に入れたら、だまにならないようにかき混ぜます。そして1時間温度をキープします。(合間に道具の殺菌。。。)
麦汁のpH測定、マッシュアウト
約1時間後、麦汁のpHを測定。測定値はpH 5.5でした。 (5.3狙いです)
麦汁にヨウ素液を垂らしてヨウ素反応が無いことを確認し、74~75℃に上げてマッシュアウト(マッシングの終了、酵素を止める)します。 これで一番麦汁の出来上がり。
スパージング
78℃をキープし、一番麦汁を煮沸釜に送液しながらお湯10ℓずつ入れていく、そしてマッシュの頭が見えたらさらに次のお湯を入れる。これで二番麦汁ができてきます。
麦汁が一通り煮沸釜に送り終わったら、糖度測定を行う。Platoで 11.4でした。
煮沸、ホップ投入
煮沸は90℃~100℃で70分実施します。煮沸中にホップと乳糖を入れます。ホップはカスケードでした。
① 煮沸開始10分後に、ホップ17g投入 →ビタリング用です。
② 煮沸終了15分前 ホップ30g投入 →フレーバー用です。
③ 煮沸終了10分前 乳糖(ラクトース)投入 これは発酵しない糖で最終的に甘味として残る。
④ 煮沸終了時 ホップ60g投入 →アロマ用です。
ワールプール
煮沸後、麦汁に渦巻流を起こして、凝固した不要成分やホップカスなどをタンク中心付近に集めて分離除去します。
冷却、発酵タンクへ送液
冷却機を通して22℃程度まで冷却しながら発酵タンクに送液。この時、酸素を注入(エアリング)を行います。
ホップカスなどですね。。
酵母投入
全ての麦汁を送液終わって、タンク内が22℃くらいになっていることを確認して、酵母をサッと投入します。酵母の名前は?でした。
比重測定
初期比重を測定します。今回は1.057でした。
これで、仕込み終了! ただいまゆっくり発酵、熟成中です。。ラズベリーはいつ入れるんだろう。
仕込みが始まったら時間との闘いですが、合間に空き時間もあるので、その時は美味しいビールをいただいて雑談。これが楽しかった♪
2月の終わりくらいにボトリングされて完成です。楽しみです~。
今回一緒に仕込んだ仲間です。
ビール完成したらまた報告します。あでぃおーす。